改訂新版 現代社会経済学 北村洋基(慶應義塾大学名誉教授)著

マルクス『資本論』のエッセンスをわかりやすくコンパクトにかつ大胆に現代化した資本主義経済学入門。バージョンアップした新版!
- A5判/上製/224頁
- ISBN978-4-905261-11-7
- 本体2200円+税
- 初刷:2013年4月1日
著者の言葉
目次
- 第1章 社会発展における労働の役割
- 第2章 商品の価値と使用価値
- 第3章 貨幣と商品の価格
- 第4章 剰余価値の生産
- 第5章 資本主義的生産様式の諸段階と現段階
- 第6章 労働力の価値と賃金
- 第7章 資本の蓄積過程と雇用・失業問題
- 第8章 資本の循環と回転
- 第9章 社会的総資本の再生産と流通
- 第10章 利潤と利潤率、競争と利潤率の均等化
- 第11章 商品流通と商業資本
- 第12章 サービス産業とサービス資本
- 第13章 信用制度と金融資本
- 第14章 恐慌と景気循環
著者
北村洋基(きたむら・ひろもと)
1946年,京都市に生まれる
京都大学経済学部卒業
京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
福島大学助教授、同教授
慶應義塾大学経済学部教授
現在:慶應義塾大学名誉教授、経済学博士
専攻:現代資本主義論、日本経済論
- 『情報資本主義論』(大月書店,2003年)
- 『岐路に立つ日本経済』(大月書店,2006年)
- 『現代社会経済学』(桜井書店,2010年)
- 『改訂新版 岐路に立つ日本経済』(大月書店,2010年)
- ほか
本書では、『資本論』の基本的な内容を説明しながらも、もしマルクスが現代に生きていたらどのように『資本論』を書くだろうかと意識しながら、現代資本主義にふさわしい原理論として『資本論』を改作し、しかもそれをできるだけわかりやすく、かつコンパクトに説明しようと試みた。
今回の増補・改訂によって、筆者としてはかなりのバージョンアップができたと自負している。