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市民社会の帝国──近代世界システムの解明 |
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A5判/上製/328頁 |
ISBN978-4-921190-50-7 |
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著者 |
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国際関係理論の再構築をはかる 斬新な問題を提起! 1996年ドイッチャー賞受賞作品 |
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本書はJustin Rosenberg, The Empire of Civil Society:A Critique of the Realist Theory of International Relations, London ; New York : Verso, 1994 の全訳である。本書はLSE(London School of Economics and Political Science)に提出された博士論文がベースになっている。また、本書は1996年のドイッチャー賞に選ばれ、その記念講演が雑誌『ニューレフト・レビュー』に発表されている('Issac Deutscher and the Lost History of International Relations', New Left Review 215, Jan./Feb. 1996)。著者は、その後、ブレアに率いられた労働党(New Labour)政権のイデオローグであるアンソニー・ギデンズに対する辛辣な批判の書The Follies of Globalisation Theory: Polemical Essays, London: Verso, 2000を出版している。現在、著者はイギリスのサセックス大学国際関係部門のリーダー(Reader)のポストに就いており(http://www.sussex.ac.uk/ir/profile102452.html)、ウェブ上に個人のホームページも開設している(http://homepage.ntlworld.com/j.rosenberg/)。 |
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本書は幸運に恵まれてきた。1994年に出版されてから、年を経るごとに、国際政治の理解にとってマルクスの資本主義分析が有効であるという本書の中心テーマは、時事的な広がり以上の意味を持つようになっている。本書が書かれた時点で、新自由主義政策は世界を席巻しており、冷戦の相手としてのソビエトに対する資本主義社会の勝利を確固たるものにしていた。だが、この資本主義の勝利が、その結果として、米ソの二極支配の後に続くアメリカの「一極支配」をさえ凌駕するようになるとは、当時まだ誰も予想できなかった。1853年にマルクスは「アジアの社会状態の根本的な革命なしに人類がその使命を果たすことはできない」(「インドにおけるイギリスの支配」)と指摘していた。日本が19世紀に突破口を開き、その後ついに中国とインドが資本主義的工業化を開始したことで、この革命は劇的な展開を見せている。しかも、それがもたらす最大の成果のひとつは、間違いなく国際政治のバランスを回復させることであろう。つまり、200年以上にわたる西欧の覇権に終止符が打たれることである。資本主義が最終的にその西欧という発祥の地を脱却することで、国際関係に対して資本主義が持つ意味はさらに強化されるだろう。 |
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