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戦後の日本資本主義

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戦後の日本資本主義

A5判/上製/360頁

ISBN4-921190-12-7

長島 誠一(ながしま・せいいち)

東京経済大学教授
1941年、東京に生まれ、疎開先の福島で育つ。
1965年、一橋大学経済学部卒業。
1970年、同大学院経済学研究科単位修得・満期退学。
一橋大学助手、関東学院大学専任講師を経て、現職。
著書
『独占資本主義の景気循環』新評論、1974年
『現代資本主義の循環と恐慌』岩波書店、1981年
『景気循環論』青木書店、1994年
『経済学原論』青木書店、1996年
『戦後の日本資本主義』桜井書店、2001年
『経済と社会──経済学入門講義』桜井書店、2004年
『現代の景気循環論(第2版)』桜井書店、2007年
『現代マルクス経済学』桜井書店、2008年
ほか

本体3000円+税

発行
初刷:2001.10.10
第2刷:2002.4.15
第3刷:2004.3.15
第4刷:2006.3.20

 

イメージだけが日本中を浮遊する・・・・

  言葉だけの「構造改革」
  誰のための「構造改革」か

長期停滞,不安定性の増大,格差の拡大,高失業時代の到来・・・・
原因は,出口は?
恐慌・景気循環研究のエキスパートが,
戦後日本経済・社会を精細に検証して,
大胆なオルターナティブを提起する

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著者の言葉

 本書は,「企業と市場の社会」から「自立した個人が連帯する社会」へ転換すべきだと する視点から,戦後日本の経済・社会体制の特質を明らかにし,日本経済のダイナミックな発展の軌跡をフォローし,21世紀を迎えた日本社会が陥っている構造危機(日本資本主義システムの危機)を克服するための構造改革を提起している。
・・・・・・・・
 私の基本的視点は,自然とそれを土台とした主体としての人間,この人間がつくりだす経済や社会を統合的に考察することにある。したがって,経済的特質だけではなく,政治・社会・教育・イデオロギー・自然の特質にも目を配ってみた。・・・・基本的スタンスは,不徹底ながら日本社会に「定着」してきた日本国憲法の理念(市民社会)を一つ一つ実現していこうとするものである。

長島誠一

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目 次

はしがき

序 章 戦後復興
第1節 敗戦による国民生活の困窮
第2節 経済復興過程

第1章 戦後資本主義と日本の資本体制

第1節 世界経済の構造
第2節 国家の政策
第3節 独占資本体制(金融資本)の復活
第4節 金融資本の編成(企業集団)
第5節 金融寡頭制支配の構造

第2章 戦後日本資本主義の社会体制

第1節 労働体制
第2節 生活環境
第3節 政治と教育
第4節 保守政権の政策に対する闘争

第3章 戦後日本資本主義の循環と発展

第1節 戦後の成長と循環
第2節 敗戦から高度成長への転換の秘密
第3節 高度経済成長期(1950・60年代)
第4節 スタグフレーション期(1970・80年代前半)
第5節 バブルの形成と崩壊期(1980年代後半・90年代)

第4章 高度経済成長期の景気循環

第1節 世界循環
第2節 神武景気と1957〜58年恐慌
第3節 岩戸景気と1960年代初期の不況
第4節 オリンピック景気と昭和40年不況
第5節 いざなぎ景気と1970〜71年恐慌

第5章 スタグフレーション下の景気循環

第1節 世界経済の変化
第2節 世界循環
第3節 スタグフレーション体質の発生とスタグフレーションの進展
第4節 列島改造ブーム(第1次バブル)と狂乱物価(第1次石油危機)
第5節 輸出主導型景気(減量経営)と第2次石油危機(長期不況)
第6節 ケインズ政策の失敗と新保守主義の登場

第6章 バブルの形成と景気循環

第1節 インフレーションの軽微化と資産価格上昇への推移
第2節 世界経済の金融経済化
第3節 世界循環−同時的な生産鈍化と株価の上昇
第4節 バブルの再発と円高不況
第5節 バブル高進と平成景気

第7章 バブル崩壊後の景気循環

第1節 バブルの崩壊
第2節 冷戦体制の崩壊とアメリカのヘゲモニーの回
第3節 金融危機下の景気循環
第4節 バブル崩壊のメカニズム
第5節 現局面の景気(1999年以降)

第8章 日本資本主義の構造変化と構造危機

第1節 資本体制の変化
第2節 社会体制の変化
第3節 経済危機
第4節 社会危機
第5節 人間危機
第6節 大量消費文明(生活様式)の危機

第9章 日本社会の構造改革 −新しい社会を求めて−

第1節 21世紀の経済学者の課題
第2節 現代資本主義の変貌
第3節 日本社会の構造改革

第10章 21世紀の社会主義像 −スターリン主義の克服をめざして−

第1節 ソ連邦の歴史
第2節 ソ連社会の性格
第3節 マルクスの社会主義・共産主義
第4節 新しい社会主義像

索 引

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