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21世紀日本の経済と社会   鶴田満彦(中央大学名誉教授)

21世紀日本の経済と社会

アベノミクスの破綻はなにを意味するか。
日本資本主義の現在を世界的・長期的な視野で分析し、〈経済原則〉〈定常型社会〉〈公〉をキーワードに、21世紀における経済・社会システムのオルタナティブを提示する。

  • 四六判/上製/328頁
  • ISBN978-4-905261-23-0
  • 本体3200円+税
  • 初刷:2014年12月10日

編者の言葉

21世紀の世界を長期に展望しつつ、現在の日本の経済と社会の状態を分析し、グローバル化のなかで日本に住む人々が外国に住む人々とも平和的に協力して、より幸福な生活を営んでいくためには、経済と社会をどのように変えていかなければならないかを明らかにしようとした。主要なキーワードは、「経済原則」、「定常型経済」、「公」の三つである。

目次

  • はしがき
  • 第1章 21世紀における経済システムの変革
  • 第2章 2008年世界経済恐慌の基本性格
  • 第3章 2008年恐慌後の世界経済と日本
  • 第4章 グローバル資本主義のゆくえ
  • 第5章 グローバリゼーションと国際秩序
  • 第6章 民から公へ
  • 第7章 米英・欧州・日本資本主義モデルの違い
  • 第8章 21世紀日本経済の進路
  • 第9章 アベノミクスで日本経済はどうなるか
  • 第10章 日本経済分析と『資本論』
  • 補章 『グローバル資本主義と日本経済』中国語版への序文
  • あとがき

著者

鶴田満彦(つるた・みつひこ)

1934年8月,中国東北ハルビン市に生まれる
1954年3月,開成高等学校卒業
1958年3月,東京大学経済学部卒業
1963年3月,東京大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学
1963年4月,立正大学経済学部専任講師(1965年3月まで)
1965年4月,中央大学商学部助教授(1972年3月まで)
1972年4月,中央大学商学部教授(2005年3月まで)
2005年4月,中央大学名誉教授
現在,中央大学名誉教授,経済学博士,財団法人政治経済研究所監事,日本キューバ友好協会理事長,日本経済学会連合理事

主要著作
  • 『独占資本主義分析序論』(有斐閣,1972年)
  • 『現代日本経済論』(青木書店,1973年)
  • 『現代政治経済学の理論』(青木書店,1977年)
  • 『日本資本主義の展開過程』[二瓶敏と共編](大月書店,1981年)
  • 『経済学』[置塩信雄・米田康彦と共著](大月書店,1988年)
  • 『入門経済学[新版]』[編著](有斐閣,1990年)
  • 『現代経済システムの位相と展開』[編著](大月書店,1994年)
  • 『グローバル化のなかの現代国家』[渡辺俊彦と共編著](中央大学出版部,2000年)
  • 『現代資本主義』[北原勇・本間要一郎と共編](有斐閣,2001年)
  • 『現代経済システム論』(編著([日本経済評論社,2005年)
  • 『グローバル資本主義と日本経済』(桜井書店,2009年)
  • 『全球化資本主義与日本経済』(張迪訳、社会科学文献出版社,2013年)