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近代植民地都市 釜山

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近代植民地都市 釜山

A5判/上製/232頁

ISBN978-921190-41-5

坂本悠一・木村健二著

坂本悠一(第2・4章執筆、年表作成)
九州国際大学経済学部教授

1947年、高知県に生まれる。
立命館大学文学部・経済学部卒業、大阪経済大学大学院経済学研究科修士課程終了・博士課程満期退学(経済学修士)、東京農業大学助教授を経て、1993年より現職。

主要著書 『戦時経済と日本企業』(共著、昭和堂、1990年)
『日本帝国主義の経済政策』(共著、柏書房、1991年)、
『北九州市産業史』(共著、北九州市、1993年)
『八幡製鉄所史の研究』(共著、日本経済評論社、2004年)

木村健二(第1・3・5章執筆)
下関市立大学経済学部教授

1950年、愛媛県に生まれる。
小樽商科大学商学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学(商学修士)、東京農工大学教授を経て、1999年より現職。。

主要著書 『在朝日本人の社会史』(未来社、1989年)
『史料と分析「韓国併合」直後の在日朝鮮人・中国人』(共編著、明石書店、1998年)
『戦時下アジアの日本経済団体』(共編著、日本経済評論社、2004年)

本体3800円+税

発行
初刷:2007年3月30日

韓国屈指の大港湾都市・釜山
その開港(1876年)から解放(1945年)にいたる
日本による支配時期の相貌を
「人の移動」に焦点をあてて論じる
植民地都市研究。

著者の言葉

 釜山は、現在360万人の人口を擁する韓国屈指の大都市であり、日本の対馬・福岡・下関・大阪、中国の青島などとの間に定期旅客航路が通う国際都市でもある。この釜山は、朝鮮半島のほぼ南東端に位置し、日本に最も近接した港湾として、朝鮮王朝時代の倭館の場所に設けられた日本人居留地をベースに、開港後新たに日本人によって建設された典型的な「植民地都市」のひとつで、日本の植民地支配期には本国と朝鮮間の海陸交通の要衝であった。また解放後には、日本・朝鮮双方からの引揚げ者の乗船・上陸地として賑わい、朝鮮戦争時には避難民が集中し、一時は韓国の臨時首都ともなった。また植民地時代に敷設されたX字型鉄道網の南東端起点であり、運輸・流通の拠点都市として発達してきた。解放後は、日本との通行の断絶、国土の南北分断によりその地理的特性にもとづく役割が後退し、韓国では近年ソウルへの一極集中が急激に進行した。
 本書は植民地期の釜山に関する共著者二人の共同研究の成果であり、釜山という「植民地都市」の特殊な政治・経済・社会的な成り立ちを歴史的に解明するため、日本帝国主義による朝鮮の植民地支配時代、福岡県・関門地域と慶尚南道釜山地域を舞台に展開された「人と物の移動」、それを媒介する運輸・交通手段を研究の対象とした。 

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目 次

序文

近代釜山年表 1872〜1945年

第1章 釜山への日本人の進出と経済団体

第2章 1920年代後半における釜山府政
──広報誌『釜山』に見るその動向

第3章 関釜連絡船の輸送史上に占める位置

第4章 朝鮮鉄道における軍事輸送と釜山
──シベリヤ出兵・満洲事変を中心として

第5章 戦時下釜山商工会議所の取引照会業務

あとがき

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