はしがき──なぜ「21世紀とマルクス」か
大谷禎之介
序 章 労働に即する社会把握の復権のために
──ヘーゲル自己意識論批判と労働
有井行夫(駒澤大学経済学部教授)
第1部 資本システムの理論を鍛える
第1章 現代の産業循環・恐慌と信用
──ドル体制下の世界
小西一雄(立教大学経済学部教授)
第2章 マルクス生産価格論の形成
──『1861-1863年草稿』を中心に
尾崎裕太(法政大学大学院経済学研究科)
第3章 利潤率の傾向的低下法則と恐慌
──『資本論』第3部第15章の主題との関連で
前畑憲子(立教大学経済学部助教授)
第4章 近代株式会社の本質
──「資本のアソシエーション」の意味
小松善雄(立教大学経済学部教授)
第2部 資本システムの理論を展開する
第5章 資本のシステムと労働時間
──労働契約の法と経済
中野育男(専修大学商学部教授)
第6章 いわゆる「技術の内的発展法則」について
──田辺振太郎氏の「動力と制御の矛盾」論の検討
松下和輝(立教大学大学院経済学研究科)
第7章 預金通貨論批判
──貨幣の二重化とそれぞれの異なる貨幣機能
前畑雪彦(桜美林大学経済学部教授)
第8章 「比較生産費説」批判
──調和的国際分業論の検討
東 洋志(立教大学大学院経済学研究科修了)
第9章 グローバル資本主義における労働とコミュニケーション的行為
──労働とコミュニケーションの二元論をこえて
佐々木康文(福島大学行政社会学部助教授)
第3部 資本システムのなかにアソシエーションを見る
第10章 賃労働からアソシエートした労働へ
──労働市場なき市場経済はフィクションである
大谷禎之介
第11章 社会的分業の「ネットワーク」化と商品生産の揚棄
──労働と交換における交互性(Wechselseitigkeit)の展開
浅川雅巳(札幌学院大学経済学部助教授)
第12章 資本・市場・競争
──新しい社会形成の契機を求めて
宮田和保(北海道教育大学教授)
第13章 私的所有の否定と個人的所有の再建
──マルクスの人間解放論
長谷川義和(大月短期大学教授)
第14章 世界市場と人間的解放
──通過点としての「資本の傾向」
神山義治(北海学園大学経済学部教授)
あとがき
小西一雄/宮田和保